薪に適した木と作り方
皆さんこんにちは。キコリの薪ストーブ屋 シーバです。
今まさに薪を作っている最中なので、今日は薪の作り方について書きたいと思います。
これですね。薪ストーブの燃料。薪です。乾燥した木です。しかし木だからといってなんでもいいわけではありません。薪に適した木があります。(ここでは薪ストーブに適した薪のお話)
厳密にいうと、樹種に関係なく、同じ重さの薪を燃やすとほぼ同じ熱量が出ます。ん?どゆこと(笑)
ちょっと何言ってるか意味わかんない。ですよね。
薪ストーブを使う上で、適した木は存在するわけです。
どういう薪が良い薪なのか
ベストオブ薪の樹種は、小楢(コナラ)です。広葉樹の代表、シイタケの榾木にもなります。いわゆるドングリの木です。英語で言うとオークです。強くて加工しやすく家具にも多く使われます。
ほかにもコナラの仲間である、クヌギ、ミズナラ、アベマキ、カシワ、ナラガシワなども薪に優秀です。
〇ベストオブ薪であるコナラの良さはほかのナラの仲間に比べて、樹皮が薄いことです。
木は乾燥すると、樹皮がはがれてきます。樹皮も薪としても使えなくはないですが、意外と着火しにくく、燃えた後の灰が多く出ます。コナラ以外の仲間の5種はのコルク質な皮が非常に多く、要らない部分が多いので皮が薄いコナラが良いのです。
〇薪の良さは火力と火持ちの良さです。樹種によってそれぞれ火力は違います。
杉やヒノキ、松などの針葉樹は瞬間的な火力は強いが火持ちが悪いのです。すぐに燃え尽きてしまうので、どんどん薪をくべないといけない。
燃費の良さを左右するのは重さです。
身がしっかり詰まっている=硬くて重い=火持ちが良いのです!
ほかにサクラ、ケヤキなどの広葉樹も比重もそこそこ薪に向いていますが、コナラが一番バランス的に優れた薪です。
樫(カシ)の木も非常に良い薪になります。ただコナラやクヌギにくらべ成長が遅いので流通量が少なく高価な場合が多いです。
そして。。
〇薪の乾燥度!
これが一番重要です。よく乾燥していないと薪は燃えません。木は割った太さにもよりますが自然乾燥なら、約1年程度屋外で乾燥させないといけません。
木は切りたての時と、薪にして使うときとで比べると木に含まれている水分の量は約半分になるよ言われてます。(これも木の種類による)
ここからは薪の作り方について
薪づくりの工程
〇まず山に行って木を伐ります。
〇丸太を山から出してきます。
(場所によっては林内作業車という、山での木の運搬に特化した重機で出さないといけない)
〇丸太を30センチ~40センチに切って玉切りする。
〇玉切した丸太を斧か薪割機で割る。
〇並べて乾燥させる。(約一年)
〇乾燥した薪を梱包する
〇お客様のもとへ届ける。
手間と薪運び(機械の燃料)との闘いなんです!!!
できるだけ横持ち(移動させること)を省き、無駄な手間と燃料を使わない!!!
これにつきます。
なので、家で使う場合、
裏山に薪になる木が生えていて、自分で切って、その場で乾燥させて、使うときに持ってくる。
それが一番いい方法(環境)なんです!!!
そんな状況は現代にほぼない!!!
そして薪作りは超大変!!めっちゃ大変!!
でも、その困難に耐え、出来た薪を使うとき。ほかに何も代えがたい至福の時間が待っています。
薪の火を囲んでの晩酌。。。。。
これがたまらんのです。
薪ストーブを取り付けたお客様はみんな口をそろえて言います。
薪ストーブを選んでよかった。。。。と
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