薪サウナストーブのメンテナンスした話
皆さんこんにちは。キコリの薪ストーブ屋 シーバです。
薪ストーブのメンテナンスは1年に一回を推奨しています。
それは冬の間、約5~6か月使用した話です。
サウナストーブ。それはシーズンは関係ありません。使用頻度でメンテナンスピッチは変わります。
先日、プライベートサウナを持つモキ製作所さんの薪サウナストーブMS70を使っている薪ストーブユーザーさんのメンテナンスに行ってきました。
そのユーザーさんの使用頻度は週に3~7日。。日数にして156日~365日です。最低ラインで5か月を超えてきます。
しかもサウナはロウリュというキンキンに熱せられたストーブに水をぶっかけるという、薪ストーブにとって過酷な使用方法を毎回するわけです。
それはストーブ本体の各部品の摩耗も激しくなります。
おわかりしょうか?
見事に燃焼筒が抜け落ちています。
こちらが新品に交換した写真です。
摩耗の仕方がすごいので、それぞれの交換部品を見てみましょう。
違いがはっきり分かりますよね。
でもこれ実は設置して1年後の姿なんです。
普通に薪ストーブとして使用してたら10年後とかの姿ですよ。
それが1年でこうなってしまうほど、サウナとして使う薪ストーブは摩耗しますよっていう話です。
でもこれは、石のせいもあります。
ロウリュに不可欠なサウナストーン。
サウナストーンは放射的に赤外線を出す効果と蓄熱の効果があります。そして急激な冷却に強い。
主には後者の意味合いが強いと思います。
ただ、ストーブにのせる過度な石の量は石を温めるのに熱量を奪われてしまい、本来、室内を早く温めるという薪ストーブの役割が果たせなくなっているように思います。
また過度な石の積載がストーブ本体にひずみを与えます。
熱せられた薪ストーブ本体の鉄板はとても柔らかくなり、力を加えると簡単に湾曲します。
わかりにくいですが、薪ストーブの煙突接続部分、上から撮った写真ですが右上のふくらみが、本体の湾曲です。かなり燃焼筒を押しています。
このまま同じように使い続けると、来年には本体も交換しないといけないようになると思います。
モキ製作所MS70の燃焼筒は消耗品であり、交換可能ですので
ヤバい!!と思われた方はご連絡ください(^^)
ちなみにこちらがわがゲストハウスのサウナストーブです。
必要最低限に積載したサウナストーンです。直接ロウリュした水が本体にかからないように鉄板で保護もしています。
熱いのもよいですが、効率の良く安全な燃焼を!!