山にクロモジを取りに行ってお茶にして飲んでみた
皆さんこんにちは。キコリの薪ストーブ屋 シーバです。
クロモジって聞いたことありますか?漢字にすると黒文字です。
黒文字の語源は諸説あるようですが、緑色をした樹皮に黒い斑点があり、その斑点がまるで文字が並んでいるように見えたことから黒文字と呼ばれるようになったというのが有力だそうです。
(背景に植生しているのがクロモジです。僕が手に取っているのはたまたま見つけたコシアブラです)
(クロモジの新芽と花)
ヨキの運営するゲストハウス kayano hutte【カヤノヒュッテ】のある、香美町にはクロモジが群生している山があります。
春になると新芽と花が咲き樹皮や葉にはテルペネオールやリモネンという芳香成分が含まれ、柑橘系に似た特有の香りがあります。私はこのクロモジ特有の香りがとっても好きで、山で見かけると枝を折ってスーハース―ハ―匂いを嗅いでしまいます。
クロモジの用途としては、樹皮を残したクロモジの枝や材で作られた爪楊枝(切り箸)は高級品として茶席の和菓子など使われたり、材が白くて美しく、緻密かつ均質で加工しやすいことから細工物や雪国で使う「輪かんじき」などにも使われたそうです。
今回、このクロモジを近くの山でとってきましたので、匂いを堪能するためにお茶にしたいと思います!
取ってきたクロモジの枝、葉、花をハサミでぶつ切りにし
ミキサーにかけ細かくします。
細かくしたものを日陰で乾燥させ、お湯をいれお茶にしました。
急須にお湯を注ぐと、さわやかな森林のにおいが部屋中に広がります。
まるでラグジュアリーな香水のようです。
飲むととてもおいしく、そして、薬効も高いんです!
【以下引用】
クロモジの幹と枝は、高まった神経を鎮める作用や咳を鎮める、気管支粘膜の充血を取るなどの作用がある、漢方薬の烏樟(ウショウ)として用いられることもあります。
一時的に血圧を下げる作用もあり、漢方として日常的に服用する方も多いです。
またクロモジの根皮には胃腸の働きをバランスよく整える効能や、急性胃腸への効きめがあり、漢方として以外にも細かく刻み入浴剤として使用されることもあります。
クロモジ風呂に浸かると神経痛やリウマチ、肩こり、腰痛、冷え性などに効果があり、体の内側と外側両方から体を温めることができます。
とのこと!
お茶で楽しんだ後もお風呂に使ったり余すことなく利用できる優秀な植物なんです。
今回は出がらしと余った枝を薪ストーブの上において香炉として使いました。
部屋の中が一日中クロモジの香りであふれ幸せな気持ちになりました。。。
クロモジはまだまだたくさん取ってあるので!次回は
サウナのロウリュ用のクロモジアロマを作った!
とういうお話をかきますー!
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カヤノヒュッテで宿泊してクロモジ取りに行きませんか?